寒い夜の柑橘醤油なべ

昨日、あんなに鼻息荒く買い物にいく計画を立てたのに。

頑張って17時半に仕事を終わらせ、エアコンとアラジンヒーターでモワ〜ワンと温まった5畳半の書斎から一歩外に踏み出すと、そこはもう極寒の世界。廊下の床が氷のよう。

慌ててリビングの暖房をつけて毛布にくるまり暖をとると、いとも簡単に、心がポキンと折れる音がした。。

日が落ちた後の寒さにあっけなく負けた私。

そうだ、寒さをしのぐために夕飯は鍋にしよう。エバラの柑橘醤油つゆがまだ残ってたから、水でうすめて簡単鍋つゆにしよう。きっと相方も、「さぶいさぶい」と震えながら帰ってくるだろう。

冷蔵庫にある残り物の野菜をカットして鍋に放り込む。

白菜、小松菜、大根の皮の千切り、カブの葉、カブ、豆腐、まいたけ、そして鶏肉。何気に大根の皮がけっこうなボリュームになった。

ああ、、今日が予約締切の、美味しいドイツパン屋さんのクリスマス用バゲット、食べたかったなぁ。いまから自転車飛ばせばまだ間に合うよなぁ…。

と考えながら、鍋をぐつぐつ。

あしたは冬至らしい。そりゃあ寒いはずだ。それならしょうがない。

こんな夜は柑橘醤油なべに限る。

結局外には一歩も出ず、ぬくぬくの鍋の前で相方の帰りを待つ夕暮れ。

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この記事を書いた人

料理は得意ではないけど好き。
リモートワークをきっかけに自炊の日々。
ちょっと体の弱い相方とふたり暮らし。子どもなし。

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